2017年3月16日

DIYピアノの調律(4) あたって砕ける。

中国本土から直接チューニングハンマーが郵送されてきました。

送料は80円でした。どうやって80円で届くのか謎ですが、

とにかく

準備完了です!






ここから先は自己流の作業です。失敗して大切な楽器を壊しても、自己責任になります。

まず、ピアノのフタを開けます。

中央のラの弦の片側を洗濯バサミや何やかの代用品を駆使してミュートしてやります。

一本めをあわせてから、ミュートを外してもう一本も合わせます。

よく似たピンがずらりと並んでいますので
工具を間違ったピンにかけないように注意します。

違う弦だと回しても音が変わらないので
締めすぎて、切れてしまう可能性があります。
ギターでやったことあります・・


ネジを締める方向、音を低い方から高い方にに合わせるのが基本です。
逆だとすぐに狂いますので。
音が高い方にずれているときは一回緩めてから締め込む方向で合わせます。コレもギターと一緒。

追記、ウソでした。ピアノの場合、ギターと違って緩める方向に合わせるそうです。

ハンドルが動いたか動かないかの微妙なチカラのかけ具合で音程がガラッと変わるので
ハンドルを両手で持ってピンを壊さないようにまっすぐ慎重に。

やってて気付いたのですが、
鍵盤を強く叩いたら、最初ピッチ(音程)が少し高く、次第に下がって来るのですよ。

どの位置で合わせればいいか、
迷いましたが、5秒くらい経過して音程が落ち着いてから合わせることにしました。

よく考えたら、弦が大きく振動しているときには弦の中央部分が少し横移動し、
その分長く引き伸ばされているわけで、張力が上がって、
ピッチが上がるのも当たり前であります。

スマホアプリのチューニングメーターの
精度はサスガですねー
耳じゃ全然わかりません。

チューニングハンマーのハンドルが短いのと、
先端の加工精度が雑なのでガタガタして、
微妙な動かし方は不可能に近い。通販のレビューは真実でした。・・・



そこで、代用品。

100均で購入した、ソケットアダプター
6.5mm角の品







この方がきっちりハマるみたい。

モンキーレンチでくわえて回してやります。

この方が回しやすい。

中央付近ができたら、低音部をあわせます。下の方はチューニングメーターの反応が怪しくなりますが
既に合わせたところから1オクターブずつ下げてやればいい。

最後に高音部。コレも上の方は足りませんが既に合わせたところから1オクターブあげてやるだけです。

30分を過ぎた頃から、集中力が途切れてきました。

特に同音の2本の弦の音を合わせるのが難しいです。ピッチは少々ずれていても気にならないですが、
ユニゾンはピタリと合ってないとすぐにわかります。

高音部は、弦の長さが10cmくらいしかないので
特に微妙な回転操作が必要です。

モンキーレンチをバイスプライヤーでくわえて

腕の長さを延長しました。



最後に鍵盤を全体的に弾いてみて違和感がないようなら蓋をして完成です。

2時間近くかかってしまいましたので、途中で集中力が途切れ、
あちこち妥協している部分があります。

次の日に弾いてみたらありゃ~ってなりましたが、
まあ、いいや。最初よりは随分良くなりました。

シロウトでもなんとかなりそうだということがわかったのが一番の収穫です。

この行為を「調律」などと言うから違和感があるわけで、
今回、「ピアノの弦の音程合わせ」をやってみました。ということでカンベンしてくれ。

ヨシ、次回頑張ろう!

趣味の世界だからこれでいいのだ。


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