2017年7月13日

一般的には雑草という作物以外の植物が重要なわけ

私の畑では

野菜など作物の他に、

一般的には雑草と呼ばれている植物も

一緒に育てています。





それはなぜかというと、
畑には
堆肥などの資材を投入することが必要とされていますが

それを省略するために
畑の通路や周辺で植物を育て、

適当な大きさになったところで
大体2ヶ月に一度位、コレを刈り取って

作物の足元や通路に敷いて
時間をかけて堆肥化する作戦です。

畑に自生している植物の
重量は根も含めると
畑1000m2(1反)
あたり何トンもあると思います。

これを利用せずに焼いてしまうのは
もったいない。

地上部は草マルチ
のち堆肥になり、

土中の根が枯れたら、
土を耕したのと同じように
空間ができ、
また、土中に堆肥をすき込んだのと同じ効果があると思います。

完熟していないナマの草を
畑に入れたら、障害が現れるということを聞きますが、

それはロータリー耕耘をして
鋤き込んだ場合であり、

うちのように土の上に並べて置いておくだけなら
何の問題もありません。

土と草の接する部分に
微生物が大量に発生して
発酵し、
副産物として植物の成長に有用な
成分を発生させてくれると信じています。

つまり、作物以外の植物を育てることによって
耕耘、施肥、草取り
の3つの作業を省略することができますので、

野菜つくりがとても省力化できるというわけです。

肝心の野菜には
周囲のヤブに身を隠した昆虫が
たくさんついていますが、

そもそも、
ウチの畑でできた野菜を
商品化することはまったく考えていませんので
見栄えよく作る必要はないので、

自家用野菜なら、
ムシに食われた残りを
人間様がありがたく頂くような状態でも、全く問題ないです。

ただ、草と一緒に
育てることのできない作物もありますので
葉物とか、そういった弱い作物は
作ることを諦めています。

大体、畑の面積が必要以上に広いので
全体に丁寧に手をかけることが不可能で、

できるだけ手間をかけずに管理することが重要なので
試行錯誤の上、こういう方法を取っています。

さて、
そんな作物以外の植物を観察して
気付いたことを
かいておきます。


小さい植物。
スギナとかクローバー ホトケノザ等
これ以上大きくならないので
日光を遮ることもないので、触らずに放っておいても
何の問題もなく、
私の畑の植物の中では
とてもいいやつに分類され、歓迎されています。

作物より大きくなる植物
セイタカアワダチソウ ギシギシ カラムシ ヨモギ など
日照を遮るので、
大きくなったら刈り倒しています。
しかし、セイタカアワダチソウには
春先にはアブラムシがいっぱいついて、
アブラムシ担当植物として位置づけられています。

イネ科の草
チガヤ ネコジャラシ 笹とか
根が丈夫なので
土手部分に生やして
崩れるのを防止する役割があります。
背が高くなってきたら刈り倒してマルチ材にします。

フキ
勝手にそこらじゅうに生えています。
草刈りするとき一緒に刈ってしまいます。
気が向いたら取って帰って
むいて食べます。

つるマメと、名前は知らないモミジ状の葉のカズラ。
伸びる速度があまり早くないので
草刈りするとき一緒に刈ってます。

クズカズラ
成長速度が半端でなく早いので
他の植物に覆いかぶさり、日光を独占してしまうので、
見つけ次第根こそぎ引き抜いています。
根がとても深いので地下数センチのところで
切れてしまいますが
仕方ありません。
こまめに管理する必要があるのはこれだけですので、
我慢して付き合いましょう。

その他名前の分からない
植物がいっぱいありますが、
基本的に、背の低い植物は温存して、
背が高くなる植物は大きくなってから刈り倒す
という方針です。

背が高くならない植物で全体を覆ってしまえば
草刈も不要になって
とてもラクなのですが、

そうする方法が
思いつきません。


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