2017年10月7日

中国製のポケバイエンジンを安心して使うために。草刈7号機(2)

もう何がしたいんだかわからない写真になってますが、スバルロビン草刈機NB351
中国製のロビンEC04互換エンジン44ccです。

コレを長崎帰りの草刈7号NB351に流用。元の純正エンジンを修理してもどうせパワー不足で物足らないし、積み替えたほうが金額的には安いと考えました。


激安なエンジンですが、購入時にいろいろありましたが、考えてる時間もないし、やってしまいましょう。
使う分には、きちんとした製品であればどこ製でもいいのですが、きちんとはしてはいないでしょうねー。使用者側がきちんとした状態にしてあげることが肝心です。ここが日本製と違うところ。

それには、慣らし運転とばらして確認です。

一番最初は、プラグを外して2stオイルを小さじ1杯いれてから、リコイルを何回も引いて油をいきわたらせてからプラグを付け、
濃い目の混合ガソリン(1:30)で、無負荷で10分程運転してから、シリンダーをバラします。ネジは以外にも?HT風の、しっかりしたモノが使ってありました。

これは、3回目に開いたときの写真です。分かりやすかったので。
ピストンの縦筋が光ってるところはアタリの強いところなので、ペーパーで慣らしてやります。リングの吹き抜けも見られますが、これは触らずに様子を見ましょう。
ポートのカドも面取りしておきましょう。そして気が済むまで洗浄します。洗浄液がクランク室に落ちないようにウエス等を詰め込んで。

ベースパッキンは破れてしまったのでティッシュ箱を切って作成。掃気ポート横の当り面幅が2mmくらいしかないので心配です。
シリンダーを組み付けるときは2stオイルを塗りながら。

シリンダーのセンターを出すために、ボルトはゆるく締めておき、リコイルを気が済むまでひいてからシリンダーを本固定。

キャブとジャンクなNB351のマフラーを仮に組んで、サオとチップソーをつけておきます。

これで30分位家のまわりの草刈をして、低負荷で慣らし運転してから
もう一度シリンダーを抜いてピストンのアタリを確認します。
光ってるところをペーパーで均して、洗浄後また組んで、今度はナイロンをつけて負荷をかけて運転してやり、ばらしてアタリ見て組んで運転してを5回くらい繰り返し、光ったところがなくなったら、まあ、安心なエンジンになると思います。

最後のナイロンでは、チタニウム3.0mm角&楽巻ホルダーで本格的に刈ってみましたが、通常の草刈なら、スローに近い回転数でかなり早めに左右に振っても
エンジンのトルクが強いので回転落ちがなく、ナイロンがピンと伸びた状態をキープできますし、

すこし密集したところで負荷がかかってきて、ナイロンがフニャッと曲がりだしたら
トリガを引いて回転を瞬間的にあげてやればまたピンと広がって草を難なく粉砕できるのでとても使いやすいです。48ccのくせ最初っからに全開で当たらなくてはならない2号機とは大違いです。

太めの茎には対応できませんので、そのときは一回上に振って、上の柔らかいところから順に粉砕してやれば結構いけますが、本格的に丈夫な茎は無理。皮がツルンとむけて直立したままでいます(笑)

常時高負荷で使わないので、ナイロンコードの寿命も長い感じ。燃費もおもったよりいいですねー。40分位動かしてナイロンの交換なしで、混合ガスは半分余りました。

「クリアボタン」はなくなりましたが、マッチングはぴったりです。
ワイヤリングは再考の余地ありです。
これから使い込んでハンドルのセッティング等詰めてからきっちりやりたい。



左は純正のNB351(5号機)35cc

右は中華エンジン付きNB351改(7号機)。

見た目はエアクリボックスのカタチが違うだけですが、
パワーは段違いです。

残念なのはこのエンジンの排気量が注文と違って44ccなことです・・・

一週間使い倒して、シリンダーを開けてみました。
 ピストンは、吸気側に小さい縦傷が少し。
これは#320の紙やすりで慣らして洗浄。

排気側は何の問題もなしです。




シリンダー側ですが、
排気側はなんの問題もありません。






不思議なのですが、吸気側はあたりが強いですねー。

ふつうは反対だと思いますが・・・
まあ、このエンジンのくせなのでしょう。

もうしばらく使ってみてからもう一回開けて
調べてみたいと思います。

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