2017年10月10日

古民家発掘品の管理機ヤンマーMT210DXを修理してみる。やっぱりイランのでヤフオクに出品してみる。

昨年購入した古民家の納屋で正月頃に発掘された、管理機ヤンマーMT210DXですが、

家に持ち帰って使おうと思いましたが、
まず、動かしてみたいとおもいつつ、軒下で10ヶ月が経過しました。
ジャマなのでなんとかしたいと思います。



 機体にはサビ、傷が散見されますが、
全くと行っていいほど使われた形跡がありませんでした。









 培土器など、サビてはいますが、塗装には摩耗した痕もなく、全く新品のまま置かれていたみたい。









ローターの爪も、サビてはいますが
まだカドが立ってます。










エンジン部 
機関車で言う、公式側(笑)

MT210 DX のシールがなかったら型式がわかりませんでした。






非公式側

よく見るとサビが多いですが、サビで作業するわけじゃないので問題ではありません。
リコイルのヒモも真っ白でしたので、全く使われていないことが分かります。

さて、何も見ずにガソリンを入れるのは悪い癖ですが、
何もしないで始動できたらいいなという希望がそうさせるのであります。

キャブレターからオーバーフローしました。

まだ暑いのでクルマの影に入って分解。
日陰だと細かいところが見えにくいので機体は日なたに。

 いっちょ前にブローバイ還元装置がついてるところをみると、そんなに古い機械ではないかな。

20年位昔の・・・
十分古いか(笑)

このキャブレターの
フロート室内に溜まったガム物質を丁寧に取り除き、
ジェット類の貫通を目視で確認。

しかし、どうしようもない問題点が発生。

このフロートてこの支点のピンが
両端がカシメてあってどうしても外れませんでした。

無理に取ろうとしたら、支持脚が折れてしまいそう。
キャブ内部でヤスリを使うのもはばかられました。

よって、バルブ周りの清掃はキャブクリーナーによる溶解のみ。

ヤンマーはどうしてこういうことをするのでしょうか。
こうしなかったら、いつまでも古い機械を使い続けられて、メーカーとしては新しい機械が売れなくなって困るので、という想像ができます。

コレが抜けたなら、われわれシロウトでも修理できますし、農機屋でも、数千円で直してもらえると思いますが、
抜けなくすることによってキャブレターアッセン交換となり、2万円からの修理費を請求されます。
すると、農家の心理としては、新しい機械に買い換える気になりますよねー。

しかも、キャブレターが詰まった原因は、その農家さんが燃料をいれたまま放置したことにありますので、販売店としてはとても新しい機械をおすすめし易い心理状態になるという、作戦?

上のように分解した状態を見せられて、ここが清掃できないのですよと説明されたら最高の殺し文句ですねー。

作る側、売る側の利害が一致して、買う側(農家)の利便をそこなっています
一体、誰のための管理機だと思ってるのでしょうか。腹が立ってきました。

ともあれ、組み立ててエンジン始動を試みたら普通に始動しましたが、オイル等油脂類が20年前のままなのですぐ止めました。


・・・・でもやっぱりウチではいらんので

ヤフオクに出しました。https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k274492790
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追記。ドナドナされていきました。

関東の方に\15,550-で落札していただいて、西濃運輸に持ち込み発送です。ありがとうございました。







ところがー! キャンセルされました。
運賃が本体の価格の倍近くかかるためです。   (´Д`) =3



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