2018年3月27日

草刈機エンジンの点火装置を観察する。フライホイール、イグニッションコイル、プラグ。

ロビンの草刈機エンジンの
点火系をよく見てみると、

ファンプーリー兼用のマグネット入フライホイールと、
イグニッションコイルがそれに併設され、テンションコードの先にプラグが付いてるだけの、とてもシンプルな部品構成。


昔、確か電子点火と言ってましたが、電源も、ポイントも要らない、究極のシステムです。

タイミング固定で、自動進角とかは出来ないですが、高回転まで回る必要のない草刈機エンジンとしては理想形と言えます。
一般的に、2stでは、高回転ではむしろ遅角させるので、固定で問題ないです。

メンテナンスの必要な場所は、プラグのみです。

コイルは、シリンダーに密着してるので焼けて断線とかするみたい。ダメになったら交換するしかありませんが、800円くらいで売ってますので、遠慮なく交換したほうがいいですね。

フライホイールは、取り外す際にミスって割れたりする他は、まず壊れません。

このようなシンプルで美しい構造の機械は、もう出てこないと思います。

20世紀の工業製品は
現代のレベルでは環境性能には問題がありますが、それ以外は簡素な構造ではあるが十分な性能を持ち、ワレワレ素人でもメンテナンス出来るという、とてもいいものです。

TLE48など、ややこしい構造のエンジンは分解してみる気にすらなりませんよ。

こうやって機械が進歩するとともに人間が退化していきます。

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